目次
Macの意外と知られていない便利な機能
― caffeinateコマンドとsayコマンドの活用法 ―
みなさん、こんにちは。今日はMacをもっと便利に、ちょっと面白く使いこなすための「隠れた名コマンド」を2つご紹介します。 1つ目は 「caffeinate」コマンド。 2つ目は 「say」コマンド。
聞いたことがないという方も多いと思いますが、実はどちらもMacに標準で搭載されている便利なツールです。では順番に見ていきましょう。
1. caffeinateコマンド ― Macを「眠らせない」魔法
1-1. 目的と機能
Macは一定時間操作をしないと自動的にスリープ(省電力モード)に入ります。これはバッテリーや環境にやさしい機能ですが、
- 長時間のダウンロード
- サーバーやスクリプトの実行
- プレゼンや会議中の資料表示
こういった「勝手にスリープすると困る」場面では不便です。
そんなときに役立つのが caffeinate コマンドです。 「カフェインを飲んで眠気を防ぐ」という名前の通り、Macをスリープさせずに活動させ続けます。
1-2. 基本的な使い方
ターミナルを開いて、次のように入力します。
caffeinate
これだけで ターミナルを閉じるか、Ctrl + Cで止めるまでMacは眠らなくなります。
1-3. 便利なオプション例
- 時間を指定する場合
30分だけスリープを防ぎたいなら:
caffeinate -u -t 1800
-tは秒数指定(ここでは1800秒=30分)。
- 特定のコマンド実行中だけスリープさせない
例:ファイルをダウンロード中だけ起きていてほしい場合
caffeinate -s curl -O https://example.com/bigfile.zip
→ curlが終了すれば、自動的にスリープ許可状態に戻ります。
1-4. どんな局面で使うと良いか
- 大容量のダウンロードやバックアップを夜間に走らせたいとき
- ZoomやTeamsの会議で「スリープしないで画面を表示し続けたい」とき
- 外部ディスプレイで動画を流しっぱなしにしたいとき
「うっかりMacが寝てしまった!」を防ぐ、小さなけれど強力な味方です。
2. sayコマンド ― Macにしゃべらせてみよう
2-1. 目的と機能
次に紹介するのは say コマンド。 名前の通り「Macにしゃべらせる」ことができます。
元々は視覚に障害のある方のためのアクセシビリティ機能の一部ですが、学習や遊びにも使える面白いツールです。
2-2. 基本的な使い方
ターミナルで次を入力してみてください。
say "Hello, World!"
するとMacが「ハロー、ワールド!」と声を出してくれます。 日本語も対応しています。
say "おはようございます、みなさん。今日も元気にいきましょう。"
2-3. 便利なオプション例
- 声を変える
声の種類は「システム環境設定 > アクセシビリティ > 読み上げ」で追加できます。 例:
say -v Kyoko "おはよう" say -v Samantha "Good morning"
- ファイルに保存する(音声をmp3やaiffで出力可能)
say "これはテスト音声です" -o test.aiff
2-4. どんな局面で使うと良いか
- 語学学習(英語の発音をMacに読ませて耳で覚える)
- プレゼンで効果音的に使う(ナレーション代わり)
- タスク完了時の通知メッセージを「音声」で知らせる
例えば、自動処理の最後に「say 'バックアップが完了しました'」を仕込めば、作業終了を声で教えてくれるユニークな通知になります。
3. caffeinate × say の合わせ技
ちょっと応用編として、両方を組み合わせると便利です。
例えば、長時間の処理をさせたいとき:
caffeinate -s long_process.sh && say "処理が終わりました"
caffeinateでスリープ防止- 処理が終わったら
sayで声で通知
という「仕事の相棒」的な活用ができます。
まとめ
みなさん、今日はMacに標準で入っているけれど、意外と知られていない便利な2つのコマンドをご紹介しました。
- caffeinateコマンド:Macを眠らせない
- sayコマンド:Macにしゃべらせる
→ 長時間の作業や会議で活躍 → 学習・遊び・通知に応用可能
どちらも「ちょっとした工夫」で日常のMacライフを快適にしてくれる機能です。 ぜひターミナルを開いて試してみてください。

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